EME簡易導入ガイド(集計編)

2021年05月01日

明細も入力し終えた所で、最後に集計編となります。

こちらは入力して積み重ねてきた明細の金額を集計して表示する機能のご紹介となります。
集計機能には大きく分けて『収支管理』と『残高管理』2つの機能がございます。

それぞれの機能をご紹介していきますので、ご覧ください。

収支管理

集計パラメータの使い方

『【収支】集計パラメータ』シートを開きます

集計パラメータでは、集計を行うためのパラメータやステータスを管理しております。

集計基準日とサマリ要件のみ設定可能な項目となっており、集計基準日は集計する日の開始日を入力するとその日を起点に集計が行われます。なお、集計単位で月単位と年単位を選択した場合、集計基準日に1日以外の日付を入れても1日が起点となりますのでご了承下さい。

集計単位は日単位、週単位、月単位、年単位の4種類の集計単位を選択する事が可能で、収支一覧や残高管理の各種残高シートの集計単位を変更することができます。

予約購入は変動費シートで明細を予約状態とした場合に、予約した明細を集計するか否かを選択することができます。予約した商品を明細に記録しておきたいけど、予約した商品の発売が数ヶ月後だったりする場合に、収支としては集計したくないと言った場合に便利です。


収支一覧の紹介

『【収支】収支一覧』シートを開きます

上記のように明細シートで入力した内容が集計されて表示されます。
(上記のサンプルは明細数が少なすぎてあまり参考になりませんが^^;)

先ほどご説明した集計パラメータで集計単位を変更すると、こちらの一覧に表示される集計結果が「日単位」、「週単位」、「月単位」、「年単位」で切り替わるので便利です。


収支オプションの紹介

『【収支】収支オプション』シートを開きます

収支オプションは、月別の収支がデフォルトで表示されております。
(収支オプションでは集計単位の切替に対応しておりません)

収支オプションの大きな特徴は、浪費目標です。
EMEにおいては費目毎に支出予定を決めるのではなく、「浪費を減らす」ことに主眼を置いております。

浪費目標では前月収入から過去12ヶ月の変動費(平均値 or 最小値 or 最大値を好みで選べます)と、固定費(初期設定編で紹介した『【アイテム】専用リスト③』の設定金額)から自動的に、その月の浪費目標額を設定し、月々の利用額の抑止を図ります。

上記のサンプルでは、前月収入が無い状態なので 目標額が赤字になっております。入力し始めの頃は、前月収入の入金明細が無いので、自動で求められません。その時は調整額の増枠に前月収入を入れることで目標額の設定ができるようになります。


残高管理

残高サマリの紹介

『【残高】サマリ』シートを開きます

残高サマリでは最新の残高を表示して見ることができます。

警告設定の閾値に金額を設定することによって、電子マネーなどの残高が一定額より下がった時に警告を表示する機能もついているのでとても便利です。

判定区分は「超過」と「不足」の2種類がついているので、例えばクレジットカードに閾値5万円を設定し、判定区分「超過」を選択すると、クレジットカードの利用が5万円超えたときに警告を表示することも可能です。

また、残高サマリには自由サマリ機能も備わっており、「後払い残高」、「現金・預貯金残高」、「プリペイド残高」以外の資産や負債を管理することも可能です。

自由サマリではこのように、内容と費目に、変動費と固定費でそれぞれ入力した内容をキーに集計を行ってくれる便利な機能となります。(上記のサンプルのように内容欄の値に「*」を入れるとワイルドカードとして使用できます)

自由サマリでは3つの計算要素を自由に決めることができます。

計算要素の内、1つは変動費シートと固定費シートの明細から集計した値が設定されます。それ以外の項目は手入力で自由な項目(利息、手数料など)として使うことが可能で、それぞれ加減方法を設定することが出来ます。

初期値には、この家計簿を使う前に既に貯蓄していた金額や、ローンを組んだ時の返済額合計を入力しておくことが出来ます。計算要素を加減した値と合算することで、資産または負債として把握することが可能な機能となります。

 

各種残高管理シートの紹介

『【残高】後払い』シート、『【残高】現金・預貯金』シート、『【残高】プリペイド』シートを開きます

大体同じようなレイアウトですが、後払いだけ支払内訳別(一括、分割、リボなど)の残高を表示することができます。

収支一覧と同じように日、週、月、年ごとの集計単位で切り替え表示ができるので便利ですが、残高サマリで殆ど事足りてしまうため、過去にいくら使ったかなどを把握するときにたまに参照する程度の機能になるかと思います。


以上で、EMEの紹介は一通り終わりとなります。

細かい説明を大分省いてしまっているので、余裕があれば後から補足記事を追加していきたいかな?と思っておりますが、思った以上に記事のボリュームがあるので、利用して頂いて使いづらいと言った声や分かりづらいと言った声が上がった部分を中心に掲載をしていきたいと思います。

(製作者の都合と気まぐれの部分もあるので、補足記事が上がらなくてもご容赦ください ^^;)